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B Dash Camp 2024 Fall in Fukuokaに参加しました
株式会社Organic AI代表取締役社長の福田です。2024年11月6日-9日に開催された、B Dash Camp 2024 Fall in Fukuokaに参加しました。B Dash Campは半年に一度春に札幌、秋に福岡と場所を変えてB Dash Venturesという国内VCの主催で開催されているビジネスカンファレンスです。参加者としては、スタートアップ、国内大手VC、LPであるメガテック企業経営者、スタートアップ支援企業、セッション登壇者が参加しました。近年注目されている生成AIによってどのようにビジネスチャンスが現れるか、トランプ大統領登場による混乱、20年ほど続いたインターネットビジネスの終焉、世界に打って出るためのダイバーシティと市場選定などが話題に上がりました。
インターネットビジネスは、この20年間VCが出資してエグジットする成功事例が多くあった一方で、最近の市場ではそのようなやり方での成功はもう訪れないから、経営者としてもVCとしても変わらなければいけないという話が印象に残りました。電気も最初はすごいと思われたけど、電気分野のプレミアムはもう収束してみんなが当たり前だと思ったというような事例も紹介されながら、この変化の必要性について語られました。その上で、Woltのような北欧からニッチなプロダクトで世界にスケールした事例なども交えて、コンサル経営者やメガテック経営者はグローバルでダイバーシティでニッチでいきなり世界で戦うべきだという話になったのでした。
また、生成AIのセッションでは、北米でSequoiaやa16zなどと仕事をしたことがありエンジェル投資家、VCのパートナーとしても活躍している日本人が登壇して、マッキンゼーの資料も紹介しながら、ドメインで特定の仕事を代替するようなソフトウェアを作ることで、世界でグロースさせる生成AIプロダクトを作り出せるともお話が出ていました。少なくとも国内でスケールさせるにしても、何かしら業界・業種を絞った方が良さそうです。この絞り方については、これまで経験があってオペレーションの詳細を把握しているものの方が良さそうです。当たり前ですが、生成AIによる自動化を見据えているので、オペレーション全体が自動化されるべきだから、「かゆいところに手が届く」ように理解できた方が良いのですよね。
最後に出てきた、「カオス」というコメントは、トランプ大統領の誕生とまさにこれから世界に変化が起きることを象徴しており、見方によっては、チャンスにも変えられると考えています。起業家、そして経営者として公開できる範囲でこのダイナミズムの分布を世界モデル化して、チャンスの波に乗っていきたいと考えています。